こんにちは!ベトナムWALKERsのヘイ太です。
コロナウィルスの影響で、経済が打撃を受け始めている現状は日本だけでなくベトナムでも同じです。
こうした経済打撃のなか、職を失う人々も増えてくるかと考えますが、そこでしっかり対策をしておきたいのがこれ!『ひったくり対策』です。
*先日掲載した記事『ベトナムでパクられやすい携帯ランキング』も是非参考にご覧ください。
外国人を狙い、スマートフォンやカバンをバイクで簡単にかっさらっていくひったくり魔が悪の手を伸ばす日も近いかも知れません。どうなるにせよ、普段からひったくりの多いこの国で対策をして習慣化しておくに越したことはないでしょう。
ひったくりって何?
ベトナムではひったくりに気を付けろ!なんてよく耳にしますし、ひったくりは日本でもあります。
しかし、ベトナムでよくあるひったくりのケースをみなさんはご存知ですか?
本記事で是非、ひったくりのあるあるケースを把握し、ひったくり被害に合わないための対策を検討しましょう。
典型的なひったくりの事例
ここで質問です。
みなさん、こんなシーンを街中で見かけたことはありませんか?
これを見て『うわ、狙われてる人がいる!』と思った方は、ひったくり への警戒心の高い方かもしれません!
まず、よくあるひったくりのケースとして、場所は大半は路上です。
そして、盗まれるものランキング1位と2位がスマホとカバンです。
大半のケースは、
- スマホを弄りながら信号待ちをしていた
- 歩きスマホをしていた
- タクシーを待っていた
- カバンを道路側の手で握っていた
- カバンを持って道路と歩道の境目に立っていた
といった場合です。
ひったくり魔が迫ってくる方向はどうでしょうか?
イメージ的には、後ろから迫ってきてひったくって行かれるタイプを想像しますよね。
正解です。
むしろカンボジアでも目の前の中国人のおっちゃんがスマホで通話しているところに、明らかにやばそうなヤンキーがバイクで後ろからひったくって行きました。その中国人は団体で歩いていましたが、まさか団体でもあんなひったくられ方をするとは・・・
ただ、今回お伝えしたいのは後ろからだけではありません。
そう、あるあるケースとして、『目の前から堂々と攻めてくるケース』もよくあるケースとして紹介させてください。
むしろこっちの方が多いような気もします・・・
ということで、『路上で後ろからくるひったくり魔』と『路上で目の前からくるひったくり魔』の王道2パターンに関して、パターン別考察をしてみたいと思います
路上で後ろからくるひったくり魔 対策
【想定シーン】
みなさん、この時点でおわかりだと思います。
赤いバイクに乗った人が、あなたの左手に持つカバンに目をつけているのは一目瞭然ですね。
二人乗りの時は、後ろの人が右手でひったくってきますが、バイクが一人乗りのときは、バイクのアクセルが右側にある関係で、ひったくったあとに加速をスムーズに行えないという状態にありますので、左から攻められた時は、相手も場合によってはひったくりに失敗する可能性が高いです。
しかしながら、揉み合いになった場合、相手がナイフで刺してくる事例もありますので、あなたが抵抗する際は最善の注意を払ってください。
できれば、少しだけ抵抗して相手が諦めなさそうならば、もうひったくられそうになっている物を諦めてください。
追いかけるなどはもってのほかです。
その盗られそうなものが命より大切かどうかを普段から考え、自分ならどう反応するかを考えてみてください。
【対策】
- カバンは必ず道路と反対側で持っておく
- カバンはリュックサックを常用する
- 道路側の歩道を歩かない
- できるだけ歩かないようにする
- 路上でスマホは絶対ださない(どうしても出す場合は、どこかの壁にくっつくように隠して使用)
路上で目の前からくるひったくり魔 対策
【想定シーン:目の前からひったくり魔がどうやって来るのか時間を追って見てみましょう】
あなたの後ろ方向からバイクであなたの近くを通り過ぎるシーンから始まります。
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これは意外とあるあるケースなベトナムです。
後ろから通り過ぎるとき、どんな人がどこに何を持っているかしっかりと下調べをしているんです。
『よしよし左手にカバン持ってるな』『お、カバンは持ってないけど、胸ポケットにアイフォン入れてんじゃん!』など
目星をつけた後に、こっそりUターンしてきます。
あれ?でも逆走してきてたら流石にわかりますよね?
と思いましたか?実は、逆走はベトナムでは日常茶飯事なので違和感がほとんどないのです。
相手は、ゆっくり逆走で近づいてきてひったくるモノを掴む直前に急加速し、かっさらっていきます。
腕やカラダごと引っ張っていくこともあり、被害者の中には大怪我を負う人もいます。逃げられたら最後、追いかけることも不可能、言葉も流暢に通じない現場で、犯人を捕まえることなど非常に困難でしょう。
【対策】
- カバンは必ず道路と反対側で持っておく
- カバンはリュックサックを常用する
- 道路側の歩道を歩かない
- できるだけ歩かないようにする
- 周りをよく見る
- 逆走してくる人は全てひったくり魔だと警戒する
- 自分に近くバイクは全てひったくり魔だと警戒する
- フルフェイスのヘルメットかぶってるバイクは全てひったくり魔だと警戒する
- 路上でスマホは絶対ださない(どうしても出す場合は、どこかの壁にくっつくように隠して使用)
まとめ・私見
ひったくりの状況をある程度想定しておくことで、普段からひったくり被害対策ができるのではないでしょうか。
基本的には、目をつけられてしまった時点で、すでに危険にあふれたシチュエーションに入り込んでしまっていると言えます。
ここで、一番大切なのは『ひったくり魔から目をつけられない』状態をいかに保つかが大切になってきます。
カバンを道路側でもたない、スマホを気軽に出さない、歩道の道路側で棒立ちしないなど、全て簡単なことですが、それだけでも目をつけられないようにすることは十分にできます。
私の経験でも、深夜2時ごろ、1人で路上を歩いていたところ、目の前20メートル程離れたところから私を見つけてエンジンをかけて、ゆーくりと歩道を走ってきたバイクがいました。
そのバイクは、私が抱えていた空っぽのカバンを掴み逃げようとしましたが、幸いひったくり魔は右手で私のカバンを掴んでいたため、少し抵抗するだけでバイクがよれてしまい、そのひったくり魔はあきらめて逃げていくということがありました。
幸い、私は被害に会うこともなくやり過ごすことができましたが、なかなか怖い体験でした。
皆さんには、是非安全にベトナムライフを楽しんで頂きたいと思います。
簡単なことを習慣化するだけで、十分に対策をすることができますので、ベトナムの必需のコツとして是非ご活用いただけたら幸いです。
*本記事はあくまで考察です。ひったくり被害を100%防ぐことを保証するものではありませんので、ご注意ください。
投稿者プロフィール
- ホーチミンと日の本紹会をこよなく愛する30代正社員。自称 ベトナム人。ホーチミンを含むベトナムの様々な生の情報を発信していくことで、ベトナムに興味を持って下さるファンの方をどんどん増やしていくことが目標。