【2021/09/30一部更新】ベトナム・ホーチミン在住者目線によるコロナの規制事情まとめ(今が耐え時)

こんにちは!ベトナムウォーカーズ(平衡舎)の奥田梨紗です。

ベトナム国外の方から『結局どうなってるの?🤔』という声をよく貰うので、本記事は、主にベトナム国外に在住の方に向けて、私の住んでいるベトナム・ホーチミン市を中心のコロナ状況について時系列に簡単なまとめをご案内したいと思います。

2021/10/1: 少しずつ規制緩和、スマホアプリで接種証明の流れへ

※2021/9/30追記

ついに、少しずつ日常が戻りそうです✨

いわゆる”グリーンパス”、”イエローパス”というワクチン接種のステータスについては、専用のスマホアプリを使って証明することになりました。(紙面でも可、アプリについては下記参考記事を御覧ください。)

また、新たに美容院、獣医施設、クリニック、国民の運動、結婚式・披露宴、お葬式なども活動再開が許可される見込みです。

ただ、具体的にどのような条件で稼働ができるのかは、9月30日18時以降に政府から正式発表があるので、実際どうなるのか注目しております。

(現地の声)約5ヶ月ぶりにStarbacks Coffeeをデリバリーしました!
デリバリー自体は2週間ほど前に認可が降りたにも関わらず、材料調達・ドライバー不足の関係から本当の一部だけしかデリバリーができませんでしたが、デリバリーの幅も徐々に増えてきております。


参考:【ベトナム】ワクチン接種証明(グリーンカード)の設定方法|ベトナム現地ウェブマガジンベッターさんの記事
https://vetterbusiness.com/?p=23759

Poste ベトナムさん|ホーチミン市、10月1日から制限緩和を発表|2021年09月30日11時50分 公開
https://poste-vn.com/news/2021-09-30-11224

2021/9:ポストコロナ時代へ (徐々にデリバリー再開中)

※9月16日追記

本記事を公開した8月23日に比べると状況が落ち着き、ベトナム政府もポストコロナ時代へ向けて徐々に体制を整え始めてきております。具体的な動きは主に2つあります。

①食事のデリバリー再開

祝!私達の生活の癒やしである、お食事のデリバリー及び一部店舗ではテイクアウトが再開されました。

9月上旬時点では同じ区内のみでしたが、9月16日頃からは区外の注文も可能になり、デリバリーの幅が広がりました!

ただ、まだ物流が整っていないのが正直なところで、食材入手困難のため、実質的に営業している店舗は少ないですが、徐々に増えています。

オマケ情報として私のお気に入りデリバリーAN’SPAの記事をご紹介します。
コロナ下こそ健康的なお食事を♡AN’s SPA(アンスパ)のデリバリー【ホーチミン市】

②ポストコロナ時代へ向けて、ゾーンの導入計画

現在の制限が緩和され、2022年1月15日に向けて日常が取り戻すように準備をしています。
ホーチミン市当局は住民を2つのフェーズに分け、徐々に様々な活動を再開するように認められました。

分け方は下記となっています。


・グリーンパス:ワクチンを2回接種完了し、十分な交代を持つ人/ 過去6ヶ月以内に新型コロナウイルスから回復した人
・イエローパス:少なくとも1回目のワクチンを接種完了し、一定の抗体を持つ人


9月10日頃にこの動きが発表され、9月15日から適用される、という話も一時期ありましたが、
執筆時点(2021/09/21)ではまだ、グリーンパスやイエローパスは適用していません。

徐々に出来ることが増えてきそうな雰囲気ではありますが、引き続き不要不急の外出は控え、物流が整っていないため、デリバリーができる店舗も限られている状態です。


参考|ホーチミン、ポストコロナ時代の開始は2022年1月か(2021年09月11日(土)16時17分 公開)|Poste Vietnamさん
https://poste-vn.com/news/2021-09-11-11176


2021/8/23〜継続中:ついに『外出禁止』

2021/08/23からベトナム・ホーチミンは原則外出禁止になりました。

これまではかろうじて営業していたスーパーマーケット・コンビニエンスストアなども原則休業中です。
食料はどうなるの?病院はどうなるの?、仮に帰国する人はタクシーに乗れて空港までちゃんと行けるの?…

不安はまだまだ沢山ありますが、食料はベトナムの軍隊の方が定期的に届けてくれる、とのことです。


※2021/9/23追記:実際は私の近所のコンビニ・スーパーマーケットは営業しており、軍隊の方が届けてくれる食事以外にも入手方法がありました。また、9月に入ってからは同じ区内に限りデリバリーが再開。弊ウェブマガジンで紹介させていただいたAN’SPAさんはじめとする一部の食材店がデリバリー再開してました。

2021/08/30追記:私の住んでいる近所の一部のコンビニ、スーパーマーケットは営業しているみたいです。(近隣友人情報)。また、軍隊の方の配給については、一部の方は、もう受け取ったみたいです。
そして、この1週間で帰国した方、ワクチン接種に行った方もおられ、その様な外出は大丈夫みたいです。


執筆時(8月23日時点)でも、まだ情報が錯綜しています…色々な不安や情報が行き来しており、執筆時点では、在住者の私でもよくわかっていないのですが、コロナ感染者数が比較的少ないエリアでは週1回や2回ほど買い物に行ける!?との話もありました。

※2021/08/23の夜、ホーチミンの状況についてNHKのニュースにも取り上げられました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210823/k10013219081000.html


参考:Posteさんの記事
ホーチミン市、新型コロナ対策一層引き締めへ 23日から外出禁止か|2021年08月20日(金)11時42分 公開
https://poste-vn.com/news/2021-08-20-11126


●在住者目線による2021/8/23までのベトナム・ホーチミンコロナ事情まとめ

以下、2021/08/22までのベトナムコロナ事情を逆時系列に、ホーチミン在住者目線よりご紹介したいと思います。

2021/7~:デリバリーの廃止

生活面で衝撃だった出来事は、7月9日、私達の楽しみであったフードデリバリーが廃止されました…。

食材のデリバリーは可能、かつ、スーパーマーケットもコンビニも営業していたので、私の周りの方々も、デリバリー廃止を機に自炊を始める方が増えた気がします。

色々と工夫して過ごしています。
↓参考記事のご紹介:私が生活のために工夫していた事をまとめております↓

【政令16号版】ベトナム・ホーチミン在住女子が、コロナ隔離期間中、健康の為に留意してる5つの事

2021/6~:公共交通機関の停止等(より厳格化)

6月20日より、更に厳格になりました。

<2021/6/20より社会隔離措置の厳格化>

  • 生活に必需でないビジネス・サービスの停止。
    タクシーやグラブなどの配車サービス・バスなどの旅客輸送の停止。オフィスや学校・病院以外での3人以上の集会の禁止。
  • 人と人との距離を1.5メートル以上確保する
  • 住民には自宅での待機を要請する。外出は食料品や医薬品の購入や緊急時など真に必要な場合のみとする。
  • 工場などでは労働者の5Kを厳格に遵守し、マスクの着用、消毒をする。
  • 各企業はリモートワークを推奨する。
  • オフィスに来るのは真に必要な場合のみとし、5Kを遵守する。10人以上の会議は禁止とする。

※引用:Posteベトナムさんのニュース 『ホーチミンで社会隔離厳格化か、住民の自宅待機・タクシーなど停止』(2021年06月19日(土)21時03分 公開)

この当時はまだ恵まれていて…

  • レストランは休業中だが、お食事のデリバリーは可能
  • オンラインショッピングも可能
  • ホーチミン市内の【区】をまたぐ移動もできる

ということで、それなりに出来ることを楽しんでおりました。
(後に上記3つは難しくなってしまいました…)

当時書いた生活の工夫についてはコチラにまとめております。↓

ベトナム・ホーチミン在住女子が、コロナ 隔離期間中(15号)、健康の為に留意してる事7つ

2021/6~ :政令15号の適用@ホーチミン(いわゆる社会隔離適用)

ベトナムの感染者数の推移(1日当たり)(単位:人)(Jetro・ホーチミン事務所さんの記事よりお借りしました)(クリックするとリンクに飛びます)
ベトナムの感染者数の推移(1日当たり)(単位:人)(Jetro・ホーチミン事務所さんの記事よりお借りしました)(クリックするとリンクに飛びます)

5月中旬ごろから感染者数が徐々に増え、雲行きが怪しくなってきました中、ホーチミン市では5月31日より、一部のエリアから徐々に社会隔離を適用することになりました。

生活面で大きな変化としては、この頃から飲食店は店舗営業は休業し、デリバリーのみになりました。

個人的には飲食店で皆さんと美味しいものを食べ、楽しい時間を過ごすことができるのがベトナム生活の醍醐味だと思っていたので、とてもさみしいなと感じました。

規制に伴い多くのベトナム人の方が故郷へ帰省されました。

2021/5頃:徐々に雲行きが怪しくなる(ベトナム第4波)

ベトナムの数少ない連休でもある、例年日本のGWとほぼ近い時期にある連休。

今年は下記期間で連休でした(^^)

  • 4月30日(金):南部解放記念日
  • 5月1日(土):メーデー
  • 5月3日(月):振替休日

そのため、4月30日(金)〜5月3日(月)前後に4、5日の連休を取る方が多くおられ、ベトナム国内を旅行する方が沢山おられました(^^)

私自身も大好きなベトナム中南部の街、ニャチャンに行き、ニャチャンでは初めてのスターバックスコーヒーに行ってウキウキしておりましたw

そんな楽しい期間もつかの間。

変異株が現れ、どんどん嫌な予感がしてきました…。

2021/1~2021/4頃まで:今思えば比較的平和

前述のJetroさんのレポートによると、2021年1月28日~4月26日まではベトナム第3波と定義されてました。

2021年の年初から4月ごろまでは色々とありましたが、今振り返ってみれば比較的平和だったなと思います。


この期間中で不安な雰囲気になったのは2月中旬の『テト休暇』。ベトナムでは、お正月を旧正月期間に祝う文化があり、多くのベトナム人の方が故郷に帰るため、国内での移動や飛行機は例年満席状態です。

ベトナム在住者にとっても、お盆休みがないベトナムでは、長期休暇を取れる数少ないチャンスでもあり、多くの方々がテト休暇での旅行を楽しみにしていました。

テト休暇前半の2月9日〜11日頃に国内移動での増加に伴い、感染者数が増加。旅行を中止せざるを得なくなった方もチラホラ…。


しかし、総じて見ると、今の様な厳しい規制などは無く、『まだ過ごしやすかった』と思います。


参考:【コラム】第4波のベトナムで何が起こっているのか
新型コロナ禍の現状を駐在員視点で読み解く(1)|Jetro・ホーチミン事務所(2021年6月28日公開)
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/1ed1358b7de5cb45.html


2020年のコロナ事情

ホーチミン在住者の私の視点からざっくりと申し上げます。

  • 3月くらいにコロナが流行りだした
  • 4月は”社会隔離”(上記記述の『政令16号』が適用されていた)→ベトナム第1波
  • 5〜7月は比較的収まり、国内旅行に行く方もチラホラおられる
  • 8月はダナンで厳しい社会隔離。国内旅行は自粛の動きへ→ベトナム第2波
  • 9月頃〜 段々と落ち着き、国内旅行に行く方々も少しずつ増える。ホーチミンでは無印良品やマツモトキヨシなど日系商業施設が次々とOPENして刺激的な毎日が戻りつつあった

詳細は、下記記事で2020年を振り返っております。

【ベトナム在住者の視点から】2020年ベトナムの振り返り

●ベトナム在住日本人の状況(帰国者多数)

さて、この様な厳しい状況であるため、一時帰国/本帰国を検討されている方も沢山おられます。

肌感覚でも毎日、知り合いの誰か帰っている状況です…

8月9日(月)発表、NNA ASIAアジアさんによると日系企業の6割以上が駐在員の帰国を予定・検討中とのことです。


参考:『日系企業6割超、駐在員の帰国を予定・検討』|NNA ASIA(2021/8/9)
https://www.nna.jp/news/show/2223081


●よくあるご質問:『ベトナムへの入国事情はどうなの?』

コロナ前は日本国のパスポートをもっている方は、13日間はノービザで入国できたベトナム。
嬉しいことに日本の方にもベトナム旅行が人気で、沢山の方が旅行に来てくださってました(^^)

そしてVietjetというベトナム現地のLCC航空券で運が良い時はベトナム〜日本が15,000円未満で購入できた時期もありました。

そんな状況もコロナで一変。

入国条件は厳格化し、入国の際は1週間以上(ワクチン接種済みの場合)の隔離が必要費用も高騰しています。

詳しくは下記記事をご覧になってください。

コロナ入国規制中における日本からベトナム渡航について【まとめ】※11/17修正

●参考:私がベトナムコロナ状況を収集している情報源について

正直、フェイク・ニュースも多くこの数ヶ月は情報に振り回されてしまいがちでした。

私がコロナ情報を収集するために主に頼りにしているウェブサイトをあくまで参考としてご案内します。

ベトナム政府からの情報】

・BỘ Y TẾ TRANG TIN VỀ DỊCH BỆNH VIÊM ĐƯỜNG HÔ HẤP CẤP COVID-19
(ベトナム保険庁のコロナページ)
https://ncov.moh.gov.vn/

・ホーチミン市のページ(英語有り)
https://hochiminhcity.gov.vn/

・CỔNG THÔNG TIN COVID-19 HỒ CHÍ MINH(ホーチミン市のコロナ情報)
https://covid19.hochiminhcity.gov.vn/

・ビンズン省のページ
http://chongdich.binhduong.gov.vn/dhcdbd/dienbiendichbd

・COVID-19 VACCINE PORTAL
https://tiemchungcovid19.gov.vn/portal

【現地のニュース(ベトナム語・英語)】

・VN Expressの英語サイト
https://e.vnexpress.net/

・SỨC KHỎE & DỜI SỐNG
https://suckhoedoisong.vn/

【日本語での情報】

・在ベトナム日本国大使館
https://www.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

・Vietjoさん
https://www.viet-jo.com/

・Posteさん
https://poste-vn.com/

【世界的な機関】

・WHOのコロナ情報
https://covid19.who.int/

・Our World in Data_Coronnavirus Pandemic
https://ourworldindata.org/coronavirus

・その他
  • 信頼している知り合いからの情報
  • 日本人在住者の方が発信するTwitterや在住者グループライン等
  • 自分の携帯電話に届く、ベトナム政府からのテキストメッセージ
  • アパートメントの大家さん情報…

※ベトナム在住の方でお困りのことがある方は、お問い合わせフォームよりご相談ください。
私の出来る範囲でより詳しく情報提供いたします。🙇‍♀️

ベトナムウォーカーズお問い合わせフォーム:https://www.vn-walker.info/candidate-form/

●まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、ベトナム・ホーチミンのコロナ状況のまとめをご案内しました。

私は、自分で選んでベトナム・ホーチミンに住んでいるのですが、強い想いが無いとベトナムに居続ける事ができないんじゃないのかな、と感じております。

この記事がベトナムに在住のお友達やご家族がいらっしゃる方に参考になりましたら幸いです。

読んでくださりありがとうございました。

●関連情報

【ベトナム転職】コロナでも転職できるの?(現地人材会社がリアルをお届け)

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日の本紹会スタッフ
日の本紹会スタッフ
ベトナムWALKERsの運営会社である日の本紹会スタッフやインターンシップ生が執筆しています✨