市バス = 1回6000VND (33円) で、最長1時間以上移動できる最高の移動手段なり。
今回は、市バスでの移動をこよなく愛する?筆者が、ホーチミン市内を走る市バスについてお伝えします。
メニューは以下の通りです。
- 市バスをオススメする3つのポイント
- 市バスの乗り方 (準備、路線図、降り方など、動画でお伝えします。)
- 【おまけ】 ホーチミン市の市バスの種類
「慣れない人に市バスは難しい」
という人もいますが、筆者は全くそう考えません。
一度チャレンジしてしまえば一切、難しいことはありません。
その証拠に、筆者は以下の環境でいつもバスに乗っています。
一番初めてバスを利用したのは、土地勘もまだあまりない、観光に来た3日目でした。
- 筆者はバスに乗るときにベトナム語は一切使いません。筆者はベトナム語がほとんど解りません。
- スマホも日本国内仕様なので、外出先でのインターネット環境はありません。
(いつもカフェ等でフリーWi-Fiを借りて執筆しています。)
ホーチミン市内の観光なら、バス移動で十分です!
現地の人々と一緒にバスに乗って地域をより深く知り、浮いたお金で美味しいベトナムフードを楽しみましょう!
市バスをオススメする3つのポイント
1.とにかく爆安!
2015年現在、市バスのほとんどが6000VND(33円)で運転されています。
また、一部、運行距離が短いもので5000VND(27円)に設定されているものもあります。
運賃が5000VNDのバスには、例えば、
- 152番バス : タンソンニャット国際空港からベンタイン市場(デタムエリア・ファングーラオ通り至近)を結んでいます。
- 1番バス : ベンタイン市場から、チョロン(ホーチミン市の南部にある街)を結んでいます。
などがあります。
どちらも7~8kmの路線なので、確かに運行距離の短いもの・・・なのですが、移動時間でいえば30分以上。
ホーチミン市ではタクシーも安い(初乗り12000VND/60円程度)ですが、空港~市内中心部となると、約30万ドン/1500円程度はかかるものです。
そんな移動が、たったの5000VND(約27円)。 なんとコスト1/60でございます。笑
そう、市バスは観光者にも在留者にも、とってもありがたい乗り物なのです。
写真は152番バス。
タンソンニャット国際空港の出口から右手に進むと市バス乗り場があります。
混んでいなければスーツケースがあっても載せてくれます。
(荷物代として、+5000VNDかかるようです。)
また、空港から市内へは無料のアオザイバスも出ています。
途中停車無しで、大型観光バスにのって市街地まで。
時間が合えばこちらがお得です。
2.便利!
路線の多さと運行頻度の高さは、日本の路線バスよりも便利かもしれません。
路線数は107以上 (路線図掲載の路線のみ)。
市内中心部でいえば、通り1本おきに、何かしらのバスが走っていると言って過言ではありません。
路線が多いだけでなく、頻度も非常に高く、6分~15分間隔くらいの路線が多いです。
運転時間も、7時~19時は殆どのバスが走っていますし、主要路線なら5時~21時くらいまでは走っています。
中古の、少しくたびれたヒュンダイのバスが多いので、乗り心地はそこまで・・・です。
でも、(ちょっと暑いことはありますが)ほぼエアコンが付いていますし、最近は新型のバスも増えてきていて、快適さは増しています。
3.路上の帝王!
ホーチミンに来られた方には言わずもがなですが・・・
日本は人が最優先されるルールの国ですが、ホーチミンでは一番弱い存在が歩行者ですよね。
逆に一番強いのがバス。 その中でも、運転に慣れた熟練ドライバーが操る市バスは最強です。
音楽をジャカジャカ鳴らしながら、クラクションを連打し、バイクや車を蹴散らしながら走る・・・笑
日本との違いに、きっと面白みを感じること間違いなし!
ホーチミンを楽しむ1つのアトラクションとして、めちゃめちゃオススメです。笑
※ドライバーによって、ドライビングスタイルは相当異なります。
バスの乗り方
まずは、下の動画を見てもらえると、文字で追うよりも解りやすいかと思います。
↑ 市バスに乗れると本当に便利なので、筆者が作ってみました。笑
◎事前準備編
【筆者が使っているツール】
- Google Map
- Maps Me (バックパッカー御用達の、無料オフライン地図アプリ)
- BusMap (ホーチミン市交通省が発行している無料アプリ)
- バスの路線図 (無料ダウンロードできます/後述)
1.Google Map
経路検索するとバス路線での移動手段が出てくるので使うことがあります。
しかし、あまり正確じゃない情報も多いので、あくまで参考にしかなりません。
ゆえに、最近はMaps Me と路線図だけで移動することが多いです。
2.Maps Me
事前にその国・地域の地図をダウンロードすることで、オフライン下でも詳細な地図が使える無料地図アプリです。
筆者はいつも、スマートフォンを機内モードにしつつ、Maps Meアプリを起動し、GPS機能を作動させて使っています。
そうすることで、インターネットが無くても、地図上に自分のリアルタイム現在地を表示してくれるので、迷子になることはありません。
3.Bus Map
ホーチミン市交通局が発行しているアプリ。英語/日本語どちらも利用可能です。
バス路線図
今自分がいる付近をドコに行く何番のバスが走っているのか、あるいは、行きたい場所を地図上で調べ、近くの通りの名前から、ドコを何番のバスが走っているのかなどを調べられます。
クリックすると大きなサイズで開くので、スマホ等にダウンロードしてご利用ください。
これは市バスのWeb Siteから無料でダウンロード可能です。
2015年11月26日現在の路線図へのリンクはこちらです。
もし使えない場合は、市バスWeb Site トップページから、画面左にあるバーの上から3つめ “So Do tuyen” をクリックしてください。
◎バスに乗る前に調べておくこと
1.行きたい場所をGoogle Mapで調べる
2.経路検索する。
3.バスの路線番号を覚える。
4.(地図が解る場合)路線図を見て確認する。
路線図中の通りの名前と地図の路線の名前を見比べると、どこを走るのかよくわかります。
注意点:Google Mapに表示されるバス路線は、目安にはなりますが、正確でないこともあります。
例えば、タンソンニャット国際空港(San bay Tan Son Nhat)からベンタインバスターミナルへ(Ben Thanh)へは152番バスが1本で行きますが、Google先生の検索結果だと以下の通りです。
なぜか152番バスは表示されません・・・。
そして、ベンタインバスターミナルにピンを置いても、そこをバス停と認識してくれません・・・。
こんな感じで、参考にはなるんですが、正しくないことも多いのが難点でです。
☆次は、路線図と地図を使って、より確実に行く方法です。
1.行きたい場所を地図で調べ、近くの通りの名前を見る。
2.路線図と見比べ、何番のバスに乗ると良さそうか調べる。
3.自分が今いる場所の近くを通るバスを調べる。(通りの名前等で見当をつける。)
4.バスが通っている通りへ行き、適当に歩いてバス停を見つける。
◎実際に移動しよう!
乗りたいバスの番号と、降りたい場所をなんとなく頭に入れられたら、いよいよバス停へ!
1.最寄りのバス停に向かう
バス停が解らなければ、バスが走っている通りを歩いてみましょう。
これがバス停です。
看板だけのところ、正直解りにくいところも結構あります。
また、何もないところも(ごくまれに)あります。
何もないところは・・・どうしたら良いのか全くわかりませんw
人がいるところで待ってみましょう(^^;
2.目的のバスが近づいたら手を挙げて止める。
バスの窓ガラスに書かれている番号を確認して、ちょっと大げさなくらいに手を振って止めてみましょう。
「おいでおいで」みたいな感じで手を振る人が多いような気がします。
(手の上げ方に決まりはありません。)
3.バスに乗り込んで席に座る。
前後に2つドアがあるバスが多く、一応「前乗り、後ろ降り」の表示があります。
・・・が、多くの運転士は降りる人がいたとしても、後ろのドアしか開けません。
開いたドアから乗り込みましょう。
4.近づいてきた車掌に6000VNDを渡す。
(チケットとお釣りを必ず返してくれます。/~10万ドンの少額紙幣を用意しましょう。)
市バスのなかにはワンマンバスもあります。
車掌が乗っていないので、誰も乗車券を販売に来てくれません。笑
だいたい運転手がなにやら言ってくるので、運転席の横に行ってお金を払いましょう。
お釣りとチケットをくれます。
5.Maps Meで現在位置を見ながら、目的地に近づいたことを確認する。
バス停とバス停の間隔は、ところによっては結構長いことがあります。
特に初めて行く場所では、降り過ごさないように気を付けてください!
また、なぜか路線図に書いていないルートを走るバスも結構あります・・・。
不安な時には現在位置を確認しましょう!
6.後方のドア近くまで行く。
乗るときは適当なんですが、降りるときは(混雑時を除く)だいたい、後ろのドアより降りるように促されます。
後ろのドアの近くに、ブザーがあればブザーを押してみてください。鳴れば停まってくれます。
ブザーが鳴らなければ運転士や車掌にアピールして、停めてもらいましょう。
(ドアを指さすのがおすすめです。ベトナム語で言っても良いですが、発音が難しいのでほぼ通じません。英語もあまり通じません。身振り手振りが一番解ってもらえる気がします。)
7.速度がゆっくりになって、ドアが開いたら降りる。
バスの横をバイクが通ることがよくあるので、くれぐれも左右に気を付けて。
8.バス停から目的地まで向かう。
地図アプリを見ながら行けば迷いません。
しかし、ホーチミンではスマートフォンの引ったくりが本当に多いです!!
特に新型I Phoneは本当によく盗られています。筆者の周りでもみんなやられています・・・。
後ろから来るバイクにやられることが多いようなので、両手で体の正面に持ち、できれば道路側にスマホを出さないのが良いかと思います。
ホーチミン市では歩道をバイクが通るのも普通なので、歩道だからって安心はできません!
ホーチミン市バスの種類
さいごに、オマケとしてホーチミン市バスコレクション!を披露します。
多くのバスはこんな感じ。
韓国のヒュンダイや、ベトナム国産のSAMCO(SAIGON TRANSPORTATION MECHANICAL CORPORATION)のバスが多いです。
まずは、一番良く見る中型バス。
2つ扉で、2~3ステップのバスが多いです。
通路も狭く、日本のノンステップバスの概念は全くありません(^^;
お次は、少し小ぶりなタイプ。
数はあまり多くありませんが、メルセデスベンツ製のバスもあります。
内装が革張りっぽかったりして、ちょっと高級感?
ただし、結構くたびれていて乗り心地はそこまで良くありません。
支線では、マイクロバスも使われています。
写真はKIA(起亜)のマイクロバスですね。
KIAは韓国2位の自動車メーカーです。
日本でもヒュンダイのバスや乗用車は増えてきた気がしますが、キアはまだあまり見ないですね。
お次はこちら!
こんな軽トラックも、立派な路線バスだったりします。 わりと色んな路線で走っているみたいです。
ベトナム版トゥクトゥク!風が気持ちいい!!
ちなみに、お金は運転席後ろのすき間から渡し、
このバス?から降りる場合は、トタンの屋根をバシバシたたきます。笑
最近はバスも新車が増えてきました。
ベトナム国産のSAMCOがつくったLNG(液化天然ガス)バスも増えているそうです。
SAMCO製のバスは、組み立てはSAMCOですが、主なパーツは日野、いすゞ、三菱ふそう、トヨタ、メルセデスベンツなどから供給されているそうです。 乗り心地も他と遜色ありません。
ヒュンダイの新車も多いです。
正直、新車は快適ですね。エアコンもサスペンションもしっかりしてる。笑
6番バスには、なんと2階建てバスも走っています。
料金は同じで、眺めのいい車窓を楽しめます(^^)
あまり多くはないようなので、出会えたらラッキー!?
※ただし、バスは結構くたびれています。僕が乗ったバスはエアコンの効きがいまいちで、2階は結構暑かったです。笑
以上、おおざっぱなバスコレクションでした(^^)/
さぁ、バス旅に出てみませんか?
今回はバスの乗り方から種類までご紹介してきました。
これで、あなたもバスマスターですね!笑
自由で格安の市バス旅行を楽しんでくださいね!
筆者は最近、あてもなくバスに乗ってで買えるのにハマっています。
作成 2015年11月27日
最終更新 2015年11月27日
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