こんにちは!コロナウイルスの影響で、自宅にいる時間が増え、色々と身の回りを見直しておられる方も多いのでは無いのでしょうか。
そこで、私が最近悩んでた、自動化、AI化と言われている現在の中、改めてベトナム語を学ぶ意義、そして自動翻訳の現状について調べてみた事について少しシェアしたいと思います(^^)
読者の皆様にとって、少しでも参考になりますと幸いです。
ベトナム語⇔日本語間の自動翻訳ツール2選のご紹介
まずはベトナム語⇔日本語の自動翻訳事情について調べてみました。
下記2つを使われておられる方が多いのでは無いのでしょうか。
1. Google翻訳
皆さんご存知、米国Google社の翻訳ツールです。
ベトナム語・英語、日本語に限らず、対応言語は100言語以上。毎日使っている方も多いのでは無いのでしょうか(^^)
■https://translate.google.com/
・APPLE STOREのダウンロードページ
・アンドロイド端末でのダウンロードページ
→クリックして開きます。
2.VoiceTra
Voicetra(画像をクリックすると公式ページに飛ぶことができます)
日本の国立研究開発法人NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構:National Institute of Information and Communications Technolog)が開発した多言語翻訳アプリです。
ベトナム語だけではなく、英語、中国語を始めとする、31言語で利用することが可能です!
使ってみた感想は、1.のGoogleに比べても日本の国立研究開発法人が作っているアプリでもあり、より日本語に対しての精度の高さを感じました。
Voicetraサポートページ:https://voicetra.nict.go.jp/
参考記事:■Google翻訳より高性能? 「日本の自動翻訳がすごい理由」をNICT隅田氏が解説|IT Media(※2019/6公開)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/17/news016.html
世界の自動翻訳事情(英語⇔日本語間)
皆様御存知の通り、世界で一番多くの方が話す英語。
色々と調べてみたのですが『ベトナム語⇔日本語』間に比べても『英語⇔日本語』の方が技術が進んでいるのでは無いかな、と考えております。理由は2つです。
1.英語が社用語である最先端企業、Google社の存在
今回、自動翻訳について調べてみて、改めて『Google社はすごい!』と感動しました。
Google翻訳の精度が日々改善されているのは、日々Google翻訳等を使って感じておられる方も多いのではないのでしょうか。
Googleがすごい点は、最先端の技術を活用していることです。そしてその新しい技術はGoogleの社用語である、英語で公表され、英語から技術を利用し始めてます。
例えば、Google社は2018年10月に新しく自然言語処理技術『BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)』を発表しました。BERTはコンテンツの文脈を読むことに非常に優れており、検索結果が大幅に改善されると言われております。BERTは、検索エンジンに加え、翻訳の機能としても使っているとのことです。
BERTについては下記記事分かりやすく解説してます。
■はじめての自然言語処理 BERT を用いた自然言語処理における転移学習 | オブジェクトの広場
https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/similar-document-search/part3.html
2.DeepL という精度の高いニューラル翻訳サービスの存在(ベトナム語は未対応)
DeepLという2017年にサービスを開始したニューラル機械翻訳サービスは、Google翻訳よりも精度が高く、微妙なニュアンスのある翻訳ができると言われています。(Wikipedia等より)
残念ながら、まだ、DeepLはベトナム語には対応していません…。
そのため、日本語からベトナム語に機械翻訳する際、
DeepLで日本語→英語に翻訳し、英語→ベトナム語を他の翻訳ツールで翻訳する場合もあるそうです。
参考:■AI企業が考察するGoogle翻訳超え機械翻訳「DeepL」のスゴさ|Ledgi.aiさん(※2020/4)
https://ledge.ai/deepl/
[疑問]語学を学ぶ意義①🤔(東大新聞より引用)
色々と調べているうちに、興味深い記事にたどりつきました。
東京大学大学大学院総合文化研究科のトム・ガリー教授は下記記事にてこのように仰ってます。
(東大新聞オンラインの記事より引用)
(略)「社会に出てから英語を使う必要がある日本人はせいぜい1割程度だ」とガリー教授は指摘する。日本国内に住んでいても外国人と出会う機会があることは事実だが、それなら英語よりも中国語・韓国語・ベトナム語の方が需要はある。そのような状況に機械翻訳の存在が加わり、実用面の意義はさらに薄まった。幼い頃から学校で英語を勉強しても、最終的に機械翻訳以上の英語力を身に付ける人はごくわずか。さらに機械翻訳は英語以外の言語も網羅するため、多くの人にとっては自分で学ぶより機械翻訳に頼る方が実用的なのだ。
AI時代における外国語学習の意義とは? 漫画機械翻訳エンジン開発者と言語学者に聞く機械翻訳と外国語学習のリアリティー
[疑問]語学を学ぶ意義②
そもそも自動翻訳だけで外国人と仲良くなれるの?という疑問
もし私が、物心ついたころから自動翻訳で外国人の方とコミュニケーションを取っていたら、このような疑問はなかったかもしれませんが…。
人間関係を築くために信頼関係が大切だと思います。あくまで私のこれまでのベトナム生活での感覚論ではありますがはたして自動翻訳でコミュニケーションを取っている人を信頼できる事ができるのかなぁ。。。。という疑問があります。
まとめ*私の考え
以上、簡単な情報では有りましたが、自動翻訳事情についてまとめてみました。
最後に簡単にわたしの考えをまとめます。
私は、AIに頼れるものは徐々に頼りつつも、語学は続けて行きたいと思います。
これまで語学も、ある程度は頑張ってましたが、引き続き信頼関係が構築できる程度の語学を学び続けると同時に、テクノロジーについても情報を吸収し、新しい技術とも共存共栄できていけたらなと思います(^^)!
個人的に興味があるので、皆様の考えについても、もし良かったら、弊ウェブマガジンのお問い合わせページやTwitterなどでも教えてもらえると嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました。
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投稿者プロフィール
- ベトナムWALKERsの運営会社である日の本紹会スタッフやインターンシップ生が執筆しています✨