ホーチミン市を語る時に、あまり触れられないでずが、最も重要なポイントとして、私はコンパクトだという話をします。
もう少しここでは噛み砕いて説明しようと思います。
7.73平方kmというのが、wiki情報によると1区の広さのようです。1区というのは、観光地商業地と外国人居住区、外資系オフィスの中心が集まる界隈で、ホーチミンに住む日本人にとっては、1区以外はほとんど知らない人も結構います。
この1区でも、主要地域は感覚的には1区全体の1/6ぐらいです。とすると、1.3平方kmぐらいが主要地域となりますね。東京ディズニーリゾート(ランド+シー)で1平方kmです。つまり、気合があれば、徒歩で何とかなる範囲に、観光、仕事、商業地、居住区が集まっています。もちろん、2区や7区には外国人用の居住区も別途ありますし、華僑系の5区、魚の巨大卸市場がある8区、ローカルの雑然としたダウンタウンである3区、昔はスラム街のようだったと言われる4区などなど外にも色々な側面がありますが、確かに1区の中心に住んでいればこんなに便利な場所も日本を含めて中々無いと私は思えます。
飲食のバラエティーが豊富
※アメリカ料理人気店Ut Ut
徒歩でオペラハウス、主要な外資系5つ星ホテル、カジノ、オフィス街に行ける一方で、観光地の中心であるベンタン市場周辺、ドンコイ通りにも行ける。有名なベトナム料理のレストラン、日本料理、フランス料理、イタリア料理、中華料理だけでなく、本格的なインド料理、韓国料理、ギリシャ料理、スイス料理、ドイツ料理、アメリカンステーキ、トルコ料理、キューバ料理、レバノン料理、ベジタリアン料理、高級ワインバー、カジュアルなビストロにも行けます。
安いマッサージ屋から高級SPAまで無尽蔵です。カフェもオシャレなカフェが履いて捨てるほどです。ライブハウス、クラブ、ジャズ生演奏のバーも沢山あります。サルサ、サンバ、ベリーダンスが売りなレストランもあります。スーパーもあれば、輸入食材屋さんもあります。
逆にベトナムにないもの
私は日本を含め、徒歩圏でこれだけコンパクトに何でもある場所を知りません。もちろん、アマゾンなどを使っての高品質な日本のものや本をネットで注文はできませんし、WIFIは遅いですし(飲食店など入ればどこでもフリーでつながるのは有り難いですが)スリも多いらしいですし(個人的には一度も被害に遭っていませんが)排気ガスは旺盛ですし、問題は多いです。また四季が無く、年中同じような熱帯地域なので、今が何月なのか、忘れます。気がついたら1年が終わっています。服は衣替えを期に買い換える事が無くなり、オシャレの感覚は決定的に鈍るでしょう。私が好きな小説で、谷崎潤一郎の『細雪』という、戦前の芦屋の金持ち4姉妹の生活の話があるのですが、上品なお嬢さんというのは、常に季節を切っ掛けにして粋な事をする訳です。ベトナムには、その季節がありませんので、金持ち美男美女の行楽と云えども、どこか単調で滑稽に見えるのですね。フェイスブックにアップされる、美男美女のリア充ビーチパーティの乱立には、正直ちょっと羨ましいとは思いますが笑
金さえあれば1泊2日で、ワールドクラスなビーチで遊べるというのは、いずれにしても華やかではあります。これもコンパクトな良さですね。
おわりに
ベトナム以前の生活を忘れ出した昨今、ディズニーランドに住んでいる感じがするこの頃です。あまりにも生活が気楽すぎて、日本に戻る事が難しいと感ずるのがちょっと怖いですが。
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