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こんにちは!ウォーカーズ編集長の室井です。この度は当サイトの運営会社である平衡舎(人材会社)として、ベトナム南部(ホーチミン市、ドンナイ省、ビンズン省、ロンアン省等)に進出している日系企業89社分の給与・昇給率・賞与データを提供させていただきます。ご協力頂いた企業様に感謝を申し上げると共に、少しでもベトナムで働く皆様のお力になりましたら幸いです。
調査概要
調査企業:①BambooShoots Co., Ltd.(人事労務コンサル)、②平衡舎(人材紹介)
調査対象:ベトナム人社員のみ(日本人は対象外)
調査期間:2019年1月5日〜2019年2月26日
回答企業:89社(製造業30社、非製造業59社)
※通貨はUSD表記。※2019年2月26日のレートを適用(1USD=23,160VND)
業種別 給与総額
業種毎の給与の差が大きく、金融業界等では中央値(全体のど真ん中)より平均値(全体を足して割った)の方が高いため、一部の企業が平均を大幅に上げていることがわかります。また各企業ごと分析結果は公表できませんが、同業界内でも企業間の給与格差が非常に大きかったです。
尚、製造業全体の額面月給平均は、マネジャー(部長以上)が1,348USD、リーダー(課長以上)で736USD、オフィススタッフ501USD、現場作業員で331USDでした。非製造業全体では、部長以上が1,802USD、リーダー1,032USD、スタッフ617USDでした。
業種別 基本給
おおよそ日系企業では額面(Gross)給与に対しての基本給は8割前後と言われてきましたが、今回の分析では基本給が9割前後となっていました。
業種別 昇給率
昇給率も業種でのバラツキが目立ちますね。特にIT系や会計・金融・コンサル等の昇給率が目立ちます。珍しく物流運輸業界の昇給も高めでした。
製造業全体では平均7%、非製造業全体で8%でした。特徴として、2019年の最低賃金率の上昇率が5・3%、消費者物価指数は3・6%であることと比較すると、日系企業の昇給率は高水準ですね。
業種別 賞与(ボーナス)
製造業全体では1.2ヶ月分、非製造業全体で1.5ヶ月分となりました。非製造業の方がやや高いという結果になりました。
おまけ:有給休暇の扱いについて
アンケート回答企業数
ベトナムの人事・労務をより詳しく知りたい方へ
弊社ではベトナム人事労務ハンドブック(2019年4月発行)の販売も致しております。平衡舎室井の7年間で培った人事、労務管理のノウハウを人事労務コンサルティング会社「BambooShoots」田中代表との共同制作を以て131ページにノウハウ・他社様の実例等を凝縮させていただきました。付録として雇用契約書の雛形もありますので特に今後進出される企業様には価値を感じて頂けると思います。ベトナムの法律事務所からリーガルチェックも完了済です。これからベトナムに進出される方はもちろんのこと、現在人事関係にお悩みの方にも是非一読していただきたい一冊に仕上がっています。ベトナムで会社の経営・人事労務に携わる方々の一助になることを心より願っております。
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投稿者プロフィール
- 新卒からベトナム10年の人。ベトナムで働く!を応援するため日の本紹会(就職サポート会社)を立ち上げる。ベトナム就職・転職相談からざっくりとしたキャリア相談まで何でも聞いてください。お気軽にコンタクト頂けると嬉しいです!